ご存じですか⁉ 老朽化の一橋大学職員住宅 取り壊してマンション建設

一橋大学は、2025年の春に「国立大学法人一橋大定期借地権設定事業」を公募し、11月末には阪急阪神不動産と基本協定書を締結、国立キャンパスや周辺地域の環境と、調和の取れた施設整備や運営計画を検討していました。国立市まちづくり条例の大規模開発事業に該当するため、事業主である阪急阪神不動産が「(仮称)中2丁目計画・土地利用構想説明会」が4月末に開きました。

大学の西側に位置する職員住宅は、築50年のため建て替えがあっても然りとは思っていましたが、職員住宅を廃止して跡地約1万平方メートルの土地を貸付け、地上5階建221戸のマンションを建てる事業計画だったことには驚かされました。
大学や地域交流を促進する共創拠点を有する集合住宅というコンセプトですが、居住空間の中にどこまで地域や大学関係者に開かれた場所をつくれるかは課題といえます。

仮称)中2丁目計画 新築工事説明会資料より 設計案

 

 

6月には、取り壊しについて説明会も行われ、新築工事の準備工事として、この7月から来年の8月末までの1年以上に及ぶ解体工事が始まりました。しかし隣接する国立学園小学校や都立第五商業高校の通学路でもあるため、工事車両の出入りなど安全面についても多くの問題が指摘されています。

また、大学キャンパスを取り巻く法面と、貴重な緑を最大限残すという方向性はあるものの、設計案の建物配置では、かなりの樹木伐採が懸念されています。
「大学通り緑地帯から大学キャンパス、西側の職員住宅まで続く樹々から吹く風は、猛暑の夏でも涼しい。樹木が減ってしまうのが心配」と、この計画を知った近隣住民からいただいた声ですが、
これは国立市全体の樹冠被覆率の減少にも繋がり兼ねません。

 

国立ネットの事務所が近隣地域であったことで、この説明会の案内が届きましたが、市民の殆どに知らされないまま事が進む状況は、国立市としてはいかがなものでしょうか?

敷地内にある枇杷や桑