国立・生活者ネットワーク2006年度への予算提案

11月2日、国立・生活者ネットワークでは、市民が生き生きと暮らせるまち「国立」の実現のため、生活の場に根ざした政策展開として必要なことを、今年度も75項目にわたり提案しました。新たに要望した主な項目は、

<総務費>
☆入札のときにNPOだけを対象としたプロポーザル方式を導入する。また、そのための審査会を設置する。
<民生費>
☆子ども家庭支援センターや保健センターに集う母子の協力を得て、授業や夏休みなどを利用して、中高生が乳幼児とふれあう機会をつくる
☆機械に頼らない筋トレなど、介護予防のために効果的な施策を、市民へのニーズ調査をしながらすすめる。また、市民の主体的な介護予防にかかる活動を支援する。
☆障害者があたりまえに暮らすまち宣言にもとづき、公共施設のみならず商店などのバリアフリーをすすめるためにも、条例化も含め、福祉のまちづくりに向けて検討する。
☆たまり場事業は、地域に広げるため、空き店舗を活用し、地域の人が集える場となるよう商店街にもはたらきかける。異年齢交流ができるよう学校にも協力を呼びかける。
☆子育て支援事業の中で、保健センターと連携し、食の安全に関する情報提供や料理講習会を行う。
<農林費>
☆有機農法研究の成果を、市民に見えるかたちで発表していく。また、農家との連携で、生ごみ堆肥化の実験取り組みをする。
<土木費>
☆緑の基本計画の実現に向け、市民参加で個別課題を確認し、実行計画をすすめる。
☆道路の新設・拡幅については、本当に市民ニーズに応えるものかどうかを慎重に調査した上で精査するなど、公共事業全般を見直す。
<消防費>
☆防災訓練については、より多くの市民が参加できるよう、自治会未組織の地域への呼びかけや災害弱者のための企画も含め、見直す。
☆市民参加で、ブロック塀など危険地域をチェックし、ハザードマップを作る。
<教育費>
☆学校教育基本構想策定に向けて、学校の方針や現状を情報公開し、子どもを含む市民や専門家に参加を求める。
<諸支出金>
☆長寿祝い金・老人入院見舞金については、今後の高齢化社会をかんがみ、廃止も含め段階的に見直す。
<下水道特別会計>
☆雨水の有効利用をはかるため、天水尊等の設置をすすめ、助成金についても検討する。