5/18臨時会で、副市長・教育長人事の提案はなぜ??

議員懇談会(5/10)からの報告

5月の黄色い花
5月の黄色い花
 昨日の議員懇談会において、5/18(水)開催される「第1回臨時会」の議案日程が確認されましたので、お伝えします。
 臨時会では、これからの議会運営を司る「議長」の大切な選挙がありますが、それに加えて、佐藤新市長により、副市長選任と教育長任命の同意(○か×、白票)も急ぎ提案される予定です。重ねて、4/30で任期が切れている監査委員選任の同意もあって、生活者ネットでは、広く市民の皆さんに、傍聴をお願いしています。
 副市長は、関口前市長の時に提案したいと考えていた方と同人物。前回は、主に自民・公明党が反対で提案できませんでしが、今回、自公は賛成なのでしょう。また、教育長は、昨年度までの教育次長。監査は誰を予定しているのか、皆目見当がつきません。

 生活者ネットは、人事案件に関しても、あくまでも市民本位の立場を取り、反対のための反対は、考えていません。市政運営における重要ポストの空席は、これまでも問題だと考えてきました。
 しかし本来ならば、改選後、初の6月議会において、新市長の「施政方針表明」があり、会派代表質問を行うなかで、ようやく新市長の考えが伝わるところから、大事な人事については、その後に決めていくことが市民の目から見ても順当と考えます。なぜ性急に決めようとしてくるのか納得いきません。
 短期間での提案では、例えば、教育長に関して、保護者からも不安の声が多く、佐藤市長には、教育理念や社会教育に関する考え方を明確に示して欲しい、と重ねて伝えてきました。ポストの空席を埋めるにしても、地域や保護者と連携のできる、時代に合った人物の登用を要望しています。

18日の主な内容は、次の通りです。
◆議長の選挙 ◆副議長の選挙 
*10日議員懇談会で生活者ネットは、議長・副議長選挙が、相変わらず水面下ですすめられることに異議を唱え、今回から、立候補制により、立候補にあたって所信表明を行うことを提案しました。しかし、主に自民党から拙速だとの意見が出て採用されませんでした。ただ後期には必ず、市民に見える形での立候補制を模索していくという意見もでました。そこで、「開かれた正副議長選挙を進める議員懇談会」をみんなの党、生活者ネット、社民党、みどりの未来の呼びかけで就任を希望される議員をお呼びし、16日に開催されることとなりました。

常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任(と正副委員長の互選)

一部事務組合議会(3議会)の議員選出
 「東京たま広域資源循環組合議会」(国立市議会から1名、以下同様)/「立川・昭島・国立聖苑組合議会」(2名)/「多摩川衛生組合議会」(4名)
*報酬が高いのに、市民に何をしている所なのか見えない組合議会。前回、「多摩川衛生組合議会」にネットから小川が出て、有害ごみ焼却の問題を追及し、環境行政のあり方に注目を集めたが、情報公開は今後の大きな課題。

市長等諮問機関等委員の互選
 「国立市都市計画審議会」(5名)/「国民健康保険運営協議会」(4名)/「交通安全対策審議会」(1名)/「保健センター運営審議会」(1名)/「民生委員推薦会」(1名)/「ホテル審議会」(1名)/「都市景観審議会」(2名)/学校給食センター運営審議会(1名)/「図書館協議会」(1名)/「療育事故調査委員会」(2名)/「防災会議」(2名—議長と総務委員長)
*諮問機関に議員が出る必要があるのか? 議員報酬と別に支払われる審議会・協議会報酬は、二重取りとなっている問題など、見直しが必要。

公社の評議員選出
 「国立市土地開発公社評議員」(10名)

協議会の委員等選出
 「東京都三多摩地区消防運営協議会」(議長)
 「全国高速自動車道市議会協議会」(議長)
 「三多摩上下水及び道路建設促進協議会」(議長・建設環境委員)
 「三鷹・立川間立体化複々線促進協議会」(議長・建設環境委員)
 「多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会」(議長)

*議長の出番は多い。議長は、党利党略を振りかざさない、市民の代理人・市議会の顔となる人でなければなりませんね!