人と人をつなぐネットの政治

市民本位の合理的行政運営を求めて


24日深夜11時5分市長選の結果が出ました。会場の体育館には無言の衝撃が走り、あったかもしれない歓声は耳に届きませんでした。今回の市長選は共産が独自候補を出すと決めた時点ですでに厳しい状況にありましたが、それを払拭することなく、自公み推薦、民主応援の候補に敗れました。生活者ネットとしても力及ばなかったことを申し訳なく思います。しかし、12年続いた市民自治のまちはそれ以前のまちとは違います。この経験を生かし、もっと豊かな、もっと大きな人の輪を広げていかなければなりません。

さて今回は、生活者ネットにとっても大変厳しい選挙でしたが、新人の前田、2期目の小川、3期目のあべと、なんとか3人そろって当選することができました。多くの皆さまに支えられての選挙戦で、ネットの政策を訴える機会を多く持つことができたことは幸いでした。
結果の分析についてはまだ時間がかかりますが、ネットの獲得票数が伸び悩んだことも事実です。しっかり反省点を見つけ今後の活動に生かしたいと思います。

今回は半年前に一人ローテーションしなければならない事態となり、少々あわてました。重ねて関係者の家族のご不幸や入院、怪我などこの冬に集中した感じでした。それにあの3.11の襲来には肝をつぶしました。大震災に加え原発の大事故には、腹立たしさと落胆で選挙どころではない日々が続きました。3月19日に予定していた決起集会は中止。しかし、選挙自体が中止になる気配はなく、被災地のことや、原発事故の情報の出し方に首をかしげつつ、4月17日の選挙戦に突入しました。自転車隊を取り入れて、選挙カーの出動もいつもの選挙にくらべ控え目だったためか、〜さんの名前がぜんぜん聞こえないという声もお聞きしました。

選挙の結果は重く受け止めなければなりません。今回の選挙では、裁判を使ったわざと仕組まれた争点もあり問題ですが、逆に選挙を通して見えてきたこともたくさんあります。これまでの議会活動についても、もっとわかりやすい伝え方があったのではないか、駅周辺の計画についても、市民の聞きたいことはなんだったのか、いろいろ考えさせられました。
3.11以降の人々の変化を、選挙対策ではなく、今後のまちづくりに本当の意味で生かすことができれば、遠回りになったとしても、人と人をつなぐ生活者ネットの存在意義は大きいと思います。