仮「ひらやの里」スタート 市民に託された居場所づくり

高齢者を中心とした多世代の市民がつどう居場所は、
時代の要請もあり、今やまちづくりに欠かせないものとなっています。

この度富士見台二丁目に誕生した仮称「ひらやの里」は、
国立市が市民からの遺贈民家を活用して手がけた初の「居場所づくり事業」で、
いわゆる介護保険の介護予防・日常生活支援総合事業(通所型サービスB)に該当する住民主体の支援事業です。
実際に運営に当たるのは市民、この春公募により選定された団体が、
この建物を無償で借り受け、7月から運営することになりました。

オープニングイベントの様子

7月22日のオープニングイベントは、
猛暑のなか、市長をはじめ多くの関係者と初めて訪れた市民の参加で賑わいました。
以前から「絆の会」で活動していた代表の大井さんのお話から、
この日を迎えるまでの並々ならぬご苦労が伝わってきました。
当面20人ほどのスタッフが交替で当番しながら週3日木・金・土の10時~16時を開所して、
誰もがふらっと気軽に立ち寄れる居場所にしたいとのこと。
この日の参加者からも「こんなことがしたい」「こんなことが出来ます」
とアイディア満載で、夢がふくらみました。
また、ここに住まわれていた吉川さんと交流のあった方々のお話から、
この建物が杉並区から引っ越して来られた時に移築されたものであることや、
庭の木々をとても大切にしていたことなど故人をしのぶことができました。

ひまわりレポートNo.44より

※仮「ひらやの里」は「ひらや照らす(テラス)」に決まりました。