国立市議会は議論をしない?2009年に採択された意見書の無効を数で強行
「過去に議論され国に提出された意見書を無効にせよ」という陳情が、3月13日に行われた総務文教委員会で採択されました。
その陳情は、陳情第4号 日本軍「慰安婦」問題に対する国の誠実な対応を求める意見書の見直しを求める陳情
見直しの対象とされたのは、2009年12月の市議会に3人の議員が出した議員提出議案です。当時の国立市議会で活発な質疑、討論がされ、結論を導き出し、国へ意見書を提出しました。
3月13日に開かれた総務文教委員会の冒頭、重松議員から「本陳情は過去の意見決議と状況が変わり別の意見決議を出して欲しい、というものではなく、あえて過去の意見書を無効にするというもの。本来なら慎重に審議されるべきものでは?」と質疑がありました。 →ところが、いろいろと理由が並べられてるうちに、なんだかまぁまぁ、という感じでそのままスルー かな・・ 😯
総務文教委員会で気になったのは、「国立市の公益と直接関係ないことに関しては(特に外交)意見書を交わすことでないと考える、だから過去の国立市の過ちに対して是正すべき内容なので採択」という発言です。 →世界の中に日本はあり、日本の中に国立市はあるのだから、国が行うことはすべて国立市民に関わってくることではないのだろうか??? 地方議会が声を出さないで、誰が市民(国民)の声を届けるのでしょう !( 委員会録画 はこちらをクリック)
最終本会議を前にして21日に開かれた議会運営委員会で、この陳情の取扱いが、
「先例175に従い、陳情を付託した委員会の採択を受け提出された議員提出議案は、提案説明、質疑、討論を省略する。」ということとなりました。 →議員が議論しないって?一体何するために報酬もらってんだろう?
最終本会議は明日(23日)です。ぜひ、傍聴に行き、今の国立市議会の実態をご覧になってください!!! 傍聴人 MIKI
国立市議会最終本会議は、市役所議会棟にて午前10時より開催。インターネット中継あり。