リスト爆発・火災から半年、原因不明でも再稼働

稼働前日の見学会より

新たに作られた「危険物貯蔵取扱所」のひとつ
新たに作られた「危険物貯蔵取扱所」のひとつ
4月23日(火)11時〜廃棄物処理施設リストの見学会があった。
昨年の11月8日に大火災を起こし、その後修復工事を進めていたが、このほど完了したので、市に施設内のお披露目をしたいとの知らせがあったとのこと。当日は、市長をはじめ議員と自治会関係者20名ほどが参加した。受付の横のテントで、社長のあいさつの後、1時間を目途に内部を案内された。

1階のごみ搬入口から入り、今回別棟に設けたという油類の貯蔵庫を見て上階へ、まだいくぶん焦げ臭さが残る施設内は、ところどころ壁面が新しくなっていた。配電設備などはすべて破壊されたが、要の回転式の焼却炉は無事だったようで、この日すでに試運転中だった。その他スプレー缶や蛍光管の処理機などの説明を受け見学は終り。「あれ!もっと上にピットを動かしたりする計器室があったはず」と思ったけれど・・テントに戻り、質問のある方は残って個別にとのことで解散。ネット議員はもちろんのこと、残ったのは4・5名、なんだか不満が渦を巻いてきた。

明日から稼働するという日に説明会や見学会やるかしら、もしかして私たち再開のお祝いによばれたのかも・・ それにまだ原因究明もできてないのに! 特に近隣住民の方にはもっと説明とお詫びが必要じゃないかしら! どう修復したのか見た目だけじゃわからないよ!図面もないし、再発防止の対策は文書で出してもらわないと!

最後に、この施設で被災地のがれきを引き受けることはあるのかと質問、「行政から言われればあり得る」とのこと。やはり、12月議会で小川議員が提案したように、都や市、周辺住民の入った「安全委員会」が必要で、事業者だけに任せていたのでは不安は解消されないと強く感じた。