生活者ネットでは、短期間の中、HPを通じて、また速報「ネットレポート」で傍聴案内をお届けしてきました。有り難いことに、開会10時、すでに傍聴席は一杯。多くの市民の熱い視線と緊張感の中、臨時会はスタートしました。
ところが、自民党新政会・明政会の6名だけが、議場に姿を現わしません!
何の伝達もないまま3分、4分が過ぎ、傍聴者を前に、議会運営上「こんな勝手なことは許されない」との批判が飛び交いました。議会事務局が動き出し、5分後、6名はどうにか着席。不穏な空気が流れるなか、臨時会は始まりました。
臨時議長として年長議員が紹介され、さて、議長選挙に入るという時、誰も休憩の動議を出していないのに、臨時議長は「暫時休憩」を宣言してしまいました。何たること!!
ようやくの開会後、まだ数分も経っていないところでした。
「一体どうなっているんだ!?」と傍聴席から、また多くの議員から不満の声が溢れました。
そんな中、自民党新政会・明政会の6名だけが、議場を後にして出ていってしまいました。すべては、議長に名乗りを上げた自民党の2人が、話し合いで一本化できずに、もめにもめた内部衝突の結果だったのです。
議長は、“しがらみにとらわれず、民主的手続のもと運営できる人でなければならない。”そのような合意が確認される中、議会改革ができる議長として、急きょ、ネットのあべ美知子の名前が浮上。あべも、「こんな議会ではいけない。議長を引き受けてやってみよう」と、決意を固めて選挙に臨みました。
◆選挙の結果は、あべが7票
青木議員(自民党) 5票
長内議員(共産党) 3票
石塚議員(自民党) 2票
上村議員(こぶしの木)1票
白票4票 と分かれ、ネットのあべ美知子が議長に決定しました。副議長には、生方議員(みんなの党・6票)が就任しました。
ネットの政策のトップに、「市民の声が直接届く議会、開かれた議会にする」があります。市長が代わって、市民も市議会に注目しています。今回、あべ議長が誕生したのですから、ここは、議会改革を、市民に見える形で着実にすすめたいと思っています。
そして市民をネットワークする議員として、3人協力し合いながらフル回転で活動してまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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◆昨日決まった役職、一部事務組合委員、市長諮問機関等委員は次の通りです。
*あべ美知子(3期目)
市議会議長/福祉保険委員/防災会議委員/東京都三多摩地区消防運営協議会委員/全国高速自動車道市議会協議会委員/三多摩上下水及び道路建設促進協議会理事/三鷹・立川間立体化複々線促進協議会委員/多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会委員
*小川ひろみ(2期目)
会派代表/建設環境委員/議会運営委員会委員/都市計画審議会委員/土地開発公社評議員/三多摩上下水及び道路建設促進協議会第3回委員会(道路)
*前田せつ子(1期目)
総務文教委員/多摩川衛生組合議会委員/議会報編集委員(副委員長)