選ぶのは私たち市民!

「議員の通信簿」を読んでみる

 先日、国立市内に「傍聴席から」というミニコミ誌が配布されました。国立市民の「くにたち市議会を見ていく会」というグループが編集しているものです。
 2006年から発行されているのですが、今回は特別号Ⅲ『議員の通信簿』。
 2007年6月議会から2011年3月議会までの4年間の議会をすべて傍聴し、議決結果や各議員の賛否状況、議会での議員に対する評価などが記されています。

 評価は5項目に分かれ、それぞれに“A,B,C,D,N”で議員全員を対象にしています。興味を持ったのが、[評価者]、[評価方法]、[評価項目]の基準となったところなど、評価のしかたを具体的に明記しているところです。

 市民それぞれが自分たちで議会を傍聴できればいいのですが、日常生活を営んでいる上ではかなり難しいものです。また、特に私のことですが日常聞きなれない専門的な言葉がでてくると、そこから頭が受け付けなくなり聞いているのが苦痛になってしまいます(なさけない・・)。
 つくられた方は本当に大変だったのでしょうが、数行にまとめられた評価は各議員の4年間での議会活動を分かりやすく表現してもらっているように思います。
 
「あら、議長以外で一般質問がこんなに少ない人がいるんだ。えーと何しに議員になったんだろ??」
「あべ美知子、板谷のり子、小川ひろみ3人とも今思えば個性を生かした公約だったのね(すみませんm(__)m私、国立ネットびいきなので)。」など読み込んでしまいました。

 ただ、最後の総評を見ていて、「議員であることが疑問」という評価が二人もいたこと、「市長批判に時間を費やす」等、議論以前の問題を議会に持ち込む何人かの議員がいることを悲しく感じました。

 議員は「市民が選んだ」という事実を忘れないように、このミニコミ誌を読みたいな。と強く思いました。 Fujita