市民が動く!みんなで力を合わせて

計画停電の地図と時間を掲示板に貼ろう

 震災から一週間、まだ被災された方への救援もままならない状態が続いています。しかし、被災地での救援は今も専門性をもった人でないと難しく、ニュースを聞くたびもどかしい思いで過ごしています。

 ただ、震災の影響は災害地だけでなく日本中で発生しています。「計画停電」や「原発からの放射能漏れへの不安」、どちらもきめ細かい正しい情報が求められますが、電力会社の情報は二転三転し、しかもインターネットへのアクセスや問合せ電話は集中。繋がりにくい状況で個人で正確な情報を得るのはとても難しいのが現実です。

 市内の特に一人暮らしの方やインターネットを使わない方には情報は伝わりにくく、いつ自宅が停電するのか?放射能は東京に降り注いでいるのか?不安をつのらせているという声をたくさん聞きました。市に掲示板を使っての広報を提案しても電力会社への情報収集と市民への個別な対応で人が足らず、やりたくともできないとのこと。

 その話を聞きつけた市民有志の方が昨日集まり、できることは自分たちで!とその日の2時間後には7〜8人の市民が集まったのです。手分けをして停電の中、市の防災課が作成したグループ分けをした地図と予定時間表を市内54ヶ所の掲示板に貼り付けに行きました。
 自分たちの周りに住んでいる人たちを安心させたい助けたいという思いは、民官の枠を超え行動にうつすことができます。となり近所のひとりぐらしの高齢者の方や障がい者の方に自主的に声かけをし、情報交換をしたり手助けしあうなど、市民同士のつながりがめばえはじめています。実際にまちの中を動いている市民ならではの感性を発揮し、支えあう顔のみえる関係を築いていきましょう。

 直接、被災の方の援助ではありませんが、国立市内の方たちの不安が落ち着くことは、それによって節電の実施や買占めの抑制にも繋がり遠回りですが支援ができると信じています。

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