給食を考える輪を広げよう PartⅡ

5月17日(土) 国立・生活者ネットワーク主催の学習会

くにたち市民体育館2F、第2会議室にて午前10時より開催されました。
24名の参加をいただき、みなさん、武蔵野市境南小学校栄養士の海老原洋子先生のユーモアたっぷりな当時の苦労話を交えながらの給食にかける情熱話に聞き入りました。
また、質疑応答もストレートで活発なやりとりがされました。

講師の方のお話を聞き、
1.何事もできないと決め付ける必要はない!
 20数年前に食の安全を訴え、公立の小学校給食で業者を通さず自分たちで農家の方たちと繋がり野菜の納入、豚の一頭買いなどを実現していくことができるというお話はとても力強いものでした。ああ、信念があれば「最初からそれは無理!」なんてことはないんだなぁ・・

2.物事がそれのみの単発の問題ではない!つまり全て繋がっている。
 食べ物のことですから特になんでしょうが、このシステムを導入し、運営していくためには全ての人々が小学校の子どもたちのことを考えなければ実現しないこと。給食室で働く人はもちろん、子どもから生の声が上がってきます。先生たちは食べることから「生きる」という子どもの学習意欲を受け止める必要が出てくる。また、アレルギー対策も直接関っている先生が対応してもらわないといけない。生産者の方は子どもたちに安全な食を手に入れてもらうために生産のこと流通のこと経営のことを考える。家庭では学校給食の感想が子どもたちから出てきますから当然、食について考えていく必要にせまられる。

という2点を強く印象に受けました。

当日にとったアンケートにも「命かけて」「本気で」という言葉が見られましたが、静かな口調ですが本当に迫力ある内容でした。

「センター方式で考えていくことはできるか?」の質問に対し、「全ての人が関る必要があるので、やはり自校式を考えてほしい」と。

簡単ですが当日の感想を(HP担当・藤田)