城山南土地区画整理組合準備会代表者殿

2月5日に要望書を提出

以下の内容で国立・生活者ネットワークは要望書を提出しました。

 国立市においては、「国立市都市景観形成条例」の制定や「都市計画マスタープラン」等の作成に多くの市民が参加し、市内を散策し、まちづくりを考えるなかで、青柳崖線やその周辺の原風景が貴重な景観資源であることを再認識させられてきました。
 しかしながら、この貴重な回廊の緑はあちこちで寸断され、今では、城山周辺が唯一そのボリュームある景観を残している地域となっています。
 城山南地区では、長年にわたり区画整理事業が計画されてきており、このほど組合設立に向け、区画整理の範囲の広告縦覧が行われました。
 国立・生活者ネットワークでは、これまでに2回の「わくわく塾」を開催して現状を説明していただき、法律に基づく事業であることは理解しておりますが、国立のまちづくりにとって懸念される3点について要望いたします。

1. 国立市で、農家の方の協力のもとに十数年続けられてきた米づくりの体験学習や「われら稲作人」の事業は、今の子どもたちにとって最も大切な学習のひとつと考えます。
できるだけ現状の水田のまま、用水より水を引き、小川の流れも残る状態で保全されることを要望します。
2. 公園・緑地を城山公園と一体的に創る予定と聞いていますが、直線のみの区画にとらわれることなく、ハケ・古民家・水田・小川・緑地の歴史的景観を大切にしたデザインとするよう要望します。

3. 地権者の方、国立市、市民、隣接するヤクルト研究所との話し合いを持ち、良好な住宅地としてだけでなく、教育の場・いこいの場としても考察されるよう要望します。