こんなにも多くの教育問題を抱えている今、なぜ急いで強行に採決するのか、その理由が見あたらない。
『個の尊重』から『公の重視』へ というけれど……
今後、参院へ移り、12月15日(1ヵ月後)の会期末を1週間程度延長しても成立させていく見通しだが、政治的意図だけが先行する教育の方向性を大いに疑問を感じマッタをかけたいと思います。
教育基本法改正案(自民党案)の主な項目
●公共の精神
公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養う
●「愛国心」
伝統と文化を尊重し、それをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う
●不当な支配
教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべき
教育基本法の改正は想像以上に学校現場への影響が大きいものです。
改正案が成立すると・・・
−予想される関連法案の改正−
①学校教育法の改正
教育再生会議の中間報告を受け、
07年春の次期通常国会で、「学校教育法」・「教員免許法」などの改正案を提出する予定。
幼稚園から大学まで、各段階での目標に、「愛国心」「公共の精神」などの徳目を盛り込むことになる。
② 中央教育審議会で、「学習指導要領」の改訂へ
③「教育振興基本計画」策定へ
※②、③は文科省による教育施策の一元化強まる!!