3月29日、最終本会議は午後8時すぎに終了しました。
2005年度一般会計予算は、“自民・公明・こぶしの木”の反対で否決されました。今回の予算編成にあたっては、野党会派にも内容を公開し、意見を求める形で進められてきただけに、残念な結果でした。
ただちに経常的な経費2ヵ月間の暫定予算が組まれましたが、政策予算は改めて検討し、臨時議会を開催することになります。施行の遅れと、この間の行政職員の労力には多大な影響があります。
予算に反対する理由として、企業誘致に不熱心な上原市長に喝を入れるためとか、3・4・10号道路の推進、コミュニティバスの南部運行(すでに調査費が計上されている)などを主張していますが、予算に反対する理由としては希薄です。逼迫する自治体経営をもっと効率的に行うためには、まず議会が市民の方をしっかり向いた議論と提案をすべきです。
前代未聞! 水道料金未納カード紛失調査で“百条委員会”
3月26日に一部新聞に報道された国立市の水道業務課で、水道・下水道料金未納整理カードが紛失していた件について、28日には議会の「建設環境委員会懇談会」が開かれ、担当部局からくわしい説明がありました。経過としては、昨年10月に紛失していることがわかり、その後、東京都水道局多摩水道改革本部の指導を受けながら、調査を行ってきたとのことです。紛失はもとより、古い未納カードを修正して代用したり、手書きのカードを使用したりと、常識で考えられないことをしたことは、強く反省してもらわなければなりませんが、故意に不正を働いたとは言えず、再発防止のための取り組みが重要と考えます。
ところが、今回、このことの究明のため、議会が「百条委員会」を設置して、調査を行うべきと、30日、自民・公明・こぶしの木は、「臨時会」招集の請求を行いました。
国立市での百条委員会設置は、聞いたことがないほど珍しいことで、市民にとっては、この財政難に議会の取り組むべきこととしては、本末転倒ではないかと思いますが、早速、4月1日(金)委員会設置を前提に、臨時会が開催されました。