市内各所の樹木は、大気汚染や地球温暖化防止に大きな役割を果たすと言われています。くにたち南部を東西に走る甲州街道沿いは、多摩地域でも大気汚染がひどいと言われています。そこで今回、大気浄化植樹に専門的に取り組んでいる都立木場公園(江東区)を見学してきました。
園内には所狭しと大気汚染に強い耐煙性植物・火に強い耐火性植物・海の塩分に強い耐潮性植物の見本園があり、屋上緑化園に壁面緑化園、さらに近隣の小学生が体験農園ができる圃場などがありました。大気汚染に強いヤマモモやマテバシイ、大気浄化力の高いスズカケノキなど、一本一本の樹木に近づいて眺め、木が持つ力を教えられました。
都立公園の中でこのような緑化植物園があるとはまったく知らず、憩いのひとときを楽しめると同時に、植樹学習のできる公園があったとは嬉しい驚きでした。
次回は、甲州街道沿いの大気汚染値データ(二酸化窒素NO2)をご報告するとともに、くにたちにきれいな大気を取り戻してくれるだろう樹木を、お知らせしたいと思います。
(事務局・小川)