見学しました。

産廃施設「リスト」建て替えてオープン

2003年12月9日(火)午後1時30分 国立市泉にある産業廃棄物や感染性廃棄を焼却処理する(株)リストを参加者16名で見学しました。
遠藤社長や総務の澤田さん、技術者の山谷さんらに案内されて、さまざまな疑問に答えていただきました。
以下は、見学コースと説明の一部です。
 りっぱな模型の展示室→屋上は緑化や風力発電8階建てのビルくらいの高さで見晴らしはバツグン→1階の受け入れ場は、今のところ木くずや廃プラが多い。→破砕機にかけてクレーンでピットからピットへ。すべてオープンスペースで行っているが、まだ、新しいせいか臭いはあまりしない。→超最新型の傾斜回転床炉。火はやはり小窓からのぞく。投入口は破砕物以外の医療廃棄物専用もあるが、今はまだ試験段階とか、都内に医療系の焼却施設は3ヵ所しかないそうで、ここから10キロ以内に200の病院があり都が調整するのだそう。本格的に搬入されてくるのは来年5,6月になるのではとのことだが、その頃はまた、施設内のようすも違ってくることと思う。現在は焼却室を800℃以上にしてから、廃棄物の投入しているとのことだが、気になったこととしては排ガスを急冷機で200℃に下げるとはいえ、今は処理能力の30%ほどの稼動とのことで、毎日夜は火を止めているということ。400℃ぐらいが1番ダイオキシン類の発生が多いと聞いている私たちは大いに心配になった次第。
3年前、東京都の生活環境影響調査に対し、意見書などを提出してきたネットとしては、その後一部とはいえ計画に変更があったことや、近ごろ燃却炉から黒い煙がふきだしたトラブルなど、なにかあった時は、すぐに行政や地域住民にわかりやすく説明することを求めていく必要があると感じました。
今後、安全委員会等の設置も提案しながら、市民の皆さんと一緒に安全確保のために関わっていきたいと思います。