上映会とみんなで井戸端会議  「原発の町を追われて」

2016年3月16日 18時11分 | カテゴリー: トピックス

「3.11から5年目の今だから」の第2弾で国立・生活者ネットワーク主催の上映会と井戸端会議を行いました。ワークスペースNのちいさな会場に15人(小学生以下が2人)。1時間ほどの上映後、差し入れのお菓子でお茶を飲みながらの井戸端会議。山内れい子が司会をし、みなさんの感想の奥深さについ聞き入っている様子でした。4歳の男性(男の子?)もしっかり発言し、「お話ばっかりだったよ。お菓子は美味しかった。」という貴重な意見をいただきました。ずっとおもちゃを組立ながら座って見ていてくれた素直な感想です。

ちいさなスペースで大画面の映像

ちいさなスペースで大画面の映像

DVD「原発の町を追われて」は、当初約1400人で埼玉の騎西高校に役場機能ごと避難した双葉町の人々の1年間を追ったものです。監督の堀切さとみさんは、さいたま市の給食調理員。2011年3月にスーパーアリーナが避難所になったとき、居てもたってもいられず炊き出しのボランテイアに行ったそうです。

映像は、町民がそのままの気持ちをふっと漏らしたような形でストレートに話しており、監督がいかにその場に入り込み信頼を得て取材したかがわかります。

福島に戻った家族の最年長のおじいさんが「今まで同じような線量のところで生活してきたんだから・・」という言葉。東京で生活している私には一瞬どう受け取れば良いのかわかりませんでした。

それぞれの複雑な葛藤のなか、未だに避難生活は続いています。この問題にもしっかり向き合わない限り、復興は前には進みません。

原発の問題は、今のわたしたちのことだけではなく未来のこどもたちに続くことです。

堀切さんからいただいたメールの言葉です。

「・・世間の風化に反比例して、ますます被災者の置かれた状況は苦しくなっています。
再稼働も進む中、自分たち自身のありようを見つめなおす機会になればと思います。・・」