どうする?どうなる?国立駅周辺の未来、そして駅周辺まちづくり会議の行方は?

~「緊急 山内れい子の都政フォーラム」ご報告~

 ただ今、国立市議会は2013年度第3回定例会の開催中です。(最終本会議は26日)
くにたちネットでは、9月議会速報の傍聴あんないとして「生活者ネットくにたち №150」をお配りしております。(このページの1番下にレポートの1面を掲載)お手元に届いていないようでしたら、お知らせください。お届けします。

円形公園の空は広く、別世界!とんぼがたくさんいたのは、掃除していない池のたまり水のおかげ?


 
9月1日(日)、さくらホールに、都市設計がご専門で、日本各地の駅前広場を手がけられている小野寺康さんをお迎えし、まさにこの旬な話題「駅前広場」を題材に都政フォーラムを開催しました。講演前には希望者が「駅前を見にいこう」と円形公園から駅周辺を視察、体感しながらの企画でした
 
 「日本の駅前広場は現状、車のための広場である。人のための広場に変えることが駅の賑わいにつながる。」
また、「広場は人とのコミュニケーションに必要なもの。日本の文化にはもともと広場はなじまないのだが、駅前の広場が今広がっている。」
と小野寺さんのお話は始まりました。実際に手がけた門司港駅、日向市駅、松山の道後温泉の実例から、まちのコミュニティとして、また外からきた人たちがまちの中を歩いてくれるようなみちのあり方も含め、お話しくださいました。

 現在、国立駅周辺まちづくり会議では、南口案1と南口案2が提示されています。

 案1では、現状をほぼ維持し、円形公園は象徴的、非日常的空間となり、案2では、円形公園周辺を憩と活動の広場として活用、通過交通は信号処理により抑制します。

 くにたち駅周辺には、日常に憩えるまとまった広場や公園はありません。駅に子どもたちが気兼ねなく遊べる広場があったっていいんじゃない?
 買い物途中のお母さんやお父さんが遊んでいる子どもを見ながらほっと腰を下ろす場所があってもいいんじゃない?
そこが、オープンカフェの椅子なら、ほんの少し贅沢な気分が味わえてエネルギー充填かしら。
 ぎゅうぎゅう詰の電車から出てきた私の目の前に、座ったり、遊んだり、あっちこっち向いてほっとしている人たちがいる空間があったら、帰ってきて良かった∼と思うに違いない。
そんなことを考えながらお話しを伺っていました。

9月1日 都政フォーラム~さくらホール 小野寺康さんの講演

「とーく&とーく」のコーナーでは、山内れい子コーディネーターとして、会場に来てくださった方々からの意見や質問に、国立市の現状に合わせながら小野寺さんが答えていってくださいました。 

ぜひ、生活者が“ 生きているという想いが育まれる駅前 ”にしたいですよね。
お金には代えがたいものです。

さて、この9月議会では一般質問を予定している21人の議員のうち「国立駅周辺」のまちづくりに関する質問を挙げているのはおおよそ半数の10人です。
駅周辺のまちづくりもいよいよ最終局面。市民が参加してきた話し合いは結果にしっかりと反映されるのでしょうか?
明日9月13日、公民館にて4時からの第10回国立駅周辺まちづくり会議に注目です。ぜひ、傍聴にお出かけください。

くにたちレポートNo.150 1面