2013参議院選挙を終えてのご報告

 7月21日に行われた参議院議員選挙が終わりました。  総務省によると、投票率は選挙区選、比例選ともに52・61%。いずれも、前回2010年参院選を5・31ポイント下回り、1995年、92年に次いで過去3番目に低いという結果でした。

 今回からインターネット解禁ということで、各政党華々しく「これでもか!」というほどのあらゆる手段を用いて情報発信。大手広告会社を使ってという候補者、政党もいたようで、インターネット選挙への費用はかなりな負担になったのではないでしょうか?

 それに対し、投票先を決める時にインターネットでの情報を参考にした人の割合は「13.4%」、という数字もでています。
 インターネット解禁により、比例区で自民党への無党派層の支持が増、しかし、無関心と言われる人々の投票にまで、大きな変化がみられたわけではないようです。
 お金をかけなければ、選挙が不利になることのないように、選挙に関心のない人たちへのアピールを拡大し有権者の本意を引き出せるようなインターネット選挙に次回つながっていってほしいものです。

   東京・生活者ネットワークが東京選挙区で推薦、全力で応援した現職・無所属の大河原まさこさんは、残念ですが落選となりました。

  圧倒的に女性の国会議員が少ない中で、市民運動を経て都議10年、国政6年、たゆまない活動を積み上げ、公示直前に民主党が公認を取り消すという理不尽な局面にあってなお「生活の現場にこそ政治がある。私の目標は国政を生活者の視点で変えること、市民政治を国政で実現することにある」と訴えた大河原まさこさんという「市民の議席」をなくしたことは、本当に残念でなりません。

  今回の参議院選挙を通じて、地域にあって、市民の様々な生活の課題を知る生活者ネットワークが、改めて民主主義の根幹にかかわる政治のあり方、国のあるべき姿を市民とともに議論・構築していく必要があることを痛切に感じました。自民党1強体制を許す結果を導いた一つひとつの、すべての課題を掘り起こし、地域での活動を市民と共に着実に行っていくことが地味ではありますが生活者ネットワークだからこそ行っていけることと思っています。

  あきらめることなく地域から声を発していきます。