会派代表質問をおこないました!

不安増す回答に今後のネット活動を模索

6.11原発どうする!たまウォークinくにたち 皆で歩くゾーの横断幕を持って
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 6月議会初日(10日)に表明された市長の市政方針に対して、本日は各会派の代表者による質問が行われました。
 質問者は、会派からそれぞれ1名ずつですが、会派の人数によって持ち時間が異なり、6人の大会派(自民党・明政会)では35分間、1人会派では10分間です。

 まず、会議の冒頭には、議会初日、議場内での不規則発言(野次)に対する傍聴者からの苦言を受け(詳しくはあべ美知子のHP参照)、議長が厳重注意を行ったそうです。
 他市では、議会は粛々と進むものということを聞きます。活気があり、真に議論を闘わすのならともかく、質問が聞こえないような大声や、新人を野次るなどは、やはりモラルを欠くのでは?
 午後からは、一般質問に入り、17日の金曜日まで各議員による質問が続きます。
 ぜひ、議会に足を運び、4月にご自分が一票を投じた議員が、どんな仕事振りかをご覧になってみてはいかがでしょう?
 議会まで出かけなくても、本会議や一般質問はインターネット中継でもみることができます。ぜひ、国立市議会のHPへアクセスください。  

市長の施政方針に対する会派代表者質問から 
佐藤市長の初の施政方針表明に対し、11会派による会派代表者質問が展開された。生活者ネットは会派代表の小川ひろみが登壇、以下の6点について質問した。20分の持ち時間の内容は次のとおりです。

1.佐藤市長が提唱している365日24時間安心の在宅療養が可能となるシステムづくりは、私どもネットの政策でもある
 その具体策を質問したが、医療との関係が大事と聞くにとどまった。

2.駅周辺まちづくりについて、施政方針ではすでに策定されている「国立駅周辺まちづくり基本計画」についてひと言も触れられていないのを不信に思い質問した
 市長は今年1月の市報の特集号は見ている様子で、153億円かかるというだけで具体的政策が入っていないという。
「基本計画は無視するのか」との質問に
 「計画」は認めている。“見直し”とは言っていないと。しかしロータリー機能は交通をさばくのに重要など答弁するのみで、無視しないのはどうやら都計道3・4・10の推進だけのようだ

3.明和マンション住民訴訟の控訴を取り下げて、元市長上原ひろ子さん個人に賠償金120万円を求償していくと表明している佐藤市長に対し、国に景観法までつくらせた国立発の住環境を守る景観保全の問題の結末を、個人攻撃にして良いのか。また市が賠償金の二重取りとなるこの問題をどう回避していくのかと迫った
 市長は「法に則り粛々と進める」を繰り返した。

4.住基ネットについては、佐藤市長が控訴を取り下げ一審判決が確定しているが、6月1日議員の半数となる7会派で「要望書」を提出、再接続の前提として4項目を上げている。質問は特に、個人情報保護の観点を聞いた
 しかし、審議会への諮問やセキュリティ管理規定を見直し、または、条例化も予定していないという。
 住基カードの発行による簡略化で、国は380億の効果があると発表しているなどと、現実的でない話を持ち出していてますます不安になった。

その他、子ども参加や意見表明権など子どもの権利について聞いた
 市長は急ぎ川崎市の子ども権利条例のことをインターネットで調べたそうで、“子どもの権利”についてはこれから勉強するのかもしれない。また、民間活力の導入や企業誘致を進めるために「財政問題調査会Ⅱ」のような機関を立ち上げたいという自らの提案に企業誘致の難しさを強調していた。