NO2測定・幹線道路のワースト箇所を視察

かんがえよう!多摩の大気

<道路事情を探ろう>に参加して

 生活者ネットワークでは、多摩きた生活クラブ生協の仲間とともに年2回多摩地区幹線道路等のNO2測定に参加しています。
 5月1日(木)、「多摩のくらしを考えるコンシューマーズ・ネットワーク」エンジョイ講座の呼びかけで、現地を歩いてみる会が開催されました。矢川駅に集合して、まず甲州街道に出て都道3・3・15とT字路に向かいました。この日は連休の合間のせいか、かなり大型車も多く、スピードを出して走っていました。

 実はこの調査では、3・3・15線開通前は甲州街道の矢川駅入口が2004年6月にNO2濃度0.108ppmとなり多摩地区のワースト1でした。ところが、道路開通後、06年6月と12月はそれぞれ0.055、0.059となったのです。そこでT字路を測定箇所にしてみると、07年6月に0.087ppmとなり、矢川駅入口は0.066ppm、その他の甲州街道の数値が上がっていることもわかり、明らかに汚染が拡大していることがわかりました。

 ネットでは、このような長期の調査に参加することで、市民の目で環境をチェックしながら、対策について、行政にも働きかけを行っています。